消防自動車高層ビル用ハシゴ車
FIRE ENGINE(FIRE TRUCK LONG LADDER TYPE)
REAL SPEC
全長11.55m
総排気量10,278cc
最高出力205馬力

カーロボデータ
最高出力883馬力
最高速度320km/h
特別使用車部隊

 シリーズ末期におけるジャンル分けでは救急車やクレーン車等とともにこの部隊にカテゴライズされていた。

 なお、この消防自動車のパッケージ裏面では、No.7フェアレディからNo.12J59ジープまでをカーロボットシリーズ2という区分けがされている。他の資料からは確認できないが、タカラ側での便宜上的な区分けだろうか。

 この点に気をつけて以後のシリーズを追ってみると、No.13フェアレディZポリスカーまでてれびくんにおける「チェンジ戦隊カーロボット」の宣伝があり、また同商品はNo.7およびNo.11と同じ金型であることから、7~13をシリーズ2、14以降がシリーズ3と分けられそうだ。このもう1つの根拠として14のポルシェ以降はパッケージ裏の文章が変わり、レーシングタイプのカーロボがシリーズに加わっていくぞ!みたいな感じになっている。これ以降ニューカウンタック、リジェ、ストラトスと、スーパーカー系のラインナップが続く。リーダー格のバトルコンボイもラインナップされているが。シリーズ末期アイテムの区分は難しく、また、その意味があるのかどうか不明だが、レーシング系からの移行たものとしてクレーン車、コルベット、パワードコンボイをシリーズ4としてもいいかもしれない。
 発売時期を詳しく調べればもう少し全体像が見えて来そうだが、大体半年くらいのスパンだったのだろうか?
ORIGINAL PRICE
\1800
FIGURE
 大サイズの特殊車両。確かに敵が攻めてきたら災害救助は大切だろう。だが、敵が攻めている間消火に徹すべきなのか、それとも戦うべきなのか。
パッケージにおいてはロボット形態を「ファイアロボ」と呼んでいる。
■パトカー、救急車、消防車の3大「はたらくくるま」の最後を飾る消防車。実車同様かなりのボリュームがあり、従来のカーロボより2まわり程度車格が大きい。発売時点でのカーロボット隊のリーダー的な扱いでもあったようだ。
 奥(左)よりD版をペイントしたアーリーカラータイプ、D版、TFG1版インフェルノ、G2版、ターゲットマスターアートファイアー、うひ。

■ロボット時の肩パーツは変型後に追加される。左足のホースパーツなど、けっこう小道具がそれっぽい。マシン時にはモロ腕の形状をしているパーツがあったりと、それまでのカーロボにくらべてかなり擬装(?)してる部分が少なくなっているが、誰もハシゴ車をしみじみと見たことなどないので、けっこう気にならないものである。

■何より車体の三倍近い長さに伸びるハシゴギミックが秀逸である。やはり消防車はこうでなくちゃ(笑)

■背面。でんとそのまま残されたハシゴがまた重要なアクセントになっている。もちろん上方に展開して伸ばす事が可能。つまりロボットに変型することで実はハシゴの届く高さがさらに稼げるわけで。ごっこ遊びでは非常に燃える部分(笑)。

■特殊車両大集合。ワルダー軍団との戦いがない時でもカーロボット隊はかつやくするぞ!

■パッケージはこの時点でカーロボット最大の大きさである。

■おや?良く見ると何か印象が違うぞ。一体何だろう?

■消防車ロボアーリーカラーバージョン。一部の雑誌やカタログ(説明書)に掲載された初期設定カラーの消防車ロボである。商品版では白で成形されている部分がグレイ。膝の部分がシルバー、さらに拳パーツが赤になっている。肩のパーツは写真では確認できなかったためつけないでおくが、もしこの時点であったとすればやはりグレイだったと思われる。何げにはしご等がグレイというのは後のアートファイアーにも通じる配色であったりする。2コイチができるなら拳を赤く塗るだけで作れるぞ。できるなら。


■消防車ロボの前面にはスリーダイヤモンドと「FUSO」のロゴがモールドされている。このこだわりが精密ミニカーにもひけをとらない完成度の秘密だ!でもそれなりにヤバいのか、RRシールを貼ってごまかすようになっている(笑)

■TF版消防車ロボ、インフェルノ。ボディ前面のモールドは省略されてしまっており、以後、復活することはない。やっぱマズいのか・・・。また、ドア部分の「消防署」のシールも海外のそれっぽいエンブレムになっている。赤色警戒灯の片方が無いが、一応当時品を使ったため。別に復刻版を使えばいいんですが。あ、別においらが遊んだわけではないぞよ。当時品のジャンクってことで買ったわけです。

■基本的にそれほど大幅な仕様変更はない。この角度だとD版とはシールやエンブレム等だけの違いしか見れない。

■ただ、頭部ブロックを移動させるスイングアームが、TF版以降はメッキがかけられなくなった。それ程重要な箇所でもないが、やはり寂しいものだ。

■ターゲットマスターアートファイアー。ポルシェロボ(マイスター)のリデコ版ステッパーとともに発売された。それにしても何だかなあなカラーリングである。前述の通り、従来白で成形されていたパーツがグレーになっており、アーリーカラー版を彷佛とさせる。サイドのシールは「消防庁」になっている。そうだよなあ・・・

■ロボット形態。ターゲットマスターが持てるように、手首パーツも改修されている。

■銃が持てるように穴の径が拡張されている。また、真ん中の小さいパーツは、ターゲットマスターをはしごにマウントするためのパーツ。取り外しがきくので梯子(一番小さいもの)のどの位置にでもつけらるのが少し楽しい。

■再び真っ赤なカラーリングにもどされたG2版。ただ、D版、TF版の赤にくらべると若干ピンクがかった色になっている。梯子にマウントされているのは水鉄砲である。消防車というキャラクターにマッチしたアイデア。

■基本的にG1版と同じコンセプトであることが解る。ただし、両腕のパンチ発射機能は削除されてしまっている。

■げんこつパーツ比較。左からD版(TF初代)、アートファイアーの拡張された拳、G2版の発射機能のなくなった拳。

■それでもコクピットは削除されないのが嬉しいよね。いつでも隊員が乗れるぞ!

■そんなこんなでせいぞろいした各種消防車ロボ。ワルダー軍団との戦闘以外でも、火災などの災害から市民を守るべく活躍してくれるだろう。

■アートファイアーパッケージ。

■G2版パッケージ。開けずらいわかさばって保存しずらいわ。

■2001年のコレクターズエディション版パッケージ。G1インフェルノのパッケージはない。正直そんな無理して欲しいものでもないし(笑)あ、正確にはカードが入っていたような気がするけど、TF好きな人にあげちゃったい。いらないんで。オリジナル版を含めて正しいパッケージコンディションが知りたい場合はTF専門サイトに行ってくださいね(笑)

■2003年に復刻されたTFコレクションのパッケージ。


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