タナカ M29改 オライオン

 タナカのリボルバーシリーズについては今さら説明するまでもないが、2001年現在リボルバーガスガンの中ではトップクラスの性能を誇っている。ガスリボルバーはそのデビューから10年以上に渡ってあくまで雰囲気を味わうもので、実射性能については2の次、いや、正直3の次くらいの扱いであった。それはガスパイプ、シリンダー、カートリッジ、バレル、といった隙間の空き易い構造上、どうしても飛距離を稼げず、また、実銃通りカートリッジを採用することで、装弾数は5〜7発にしかならず、シングルカラムでも15発程度撃てるオートマチックにくらべると非常に厳しいものであった。
 しかし、まずカートリッジへのこだわりを捨てた東京マルイのリボルバーシリーズが登場、エア漏れ箇所の減少と、装弾数の増加を実現した。それでもやはりシリンダーの前後でのロス(ガス/BB弾)は存在していた。さらにその発想を発展させ、シリンダにガスボンベを移動させ、エア漏れ箇所の消滅と、ガス経路を短くする事でのロス解消を果たし、飛躍的に実射性能を向上させたガスリボルバーを登場させた。もちろん弾切れ後の最装填には時間がかかるが、それでも装弾数そのものの増加により、マッチはもちろん十分サバゲでも使用できるものとなった。
 もちろん未だに弾切れ>スピードローダーによる再装填といった流れも捨てがたいものがあるが。これはオートマチック銃や電動ガンにおいても、多弾数マガジンとマグチェンジの快感の葛藤にも見られる永遠のジレンマである。
 なお、ガスリボルバーの装弾数や射撃性能の工夫の歴史には、マルゼンのM29&パイソンや、カナマルノチャーターアームズブルドッグなど、マルイ以前にも挑戦した企画はあったが、いずれも当時の(フィクスドスライドの)オートマチックガスガンの機構を、リボルバーのガラで被う以上のものではなかったと言える。タナカの本方式に至るまで、シリンダーの回転が必須なのはやはり譲れない。

 なお、構造的にかなりタナカ版に近く、しかもカートリッジ機構の利点を兼ね備えたガスリボルバーが一瞬だけ存在した。シリンダーにガスタンクを備えるタナカ方式に対し、個々のカートリッジにタンクを仕込んだコクサイの初代M29である。だが、構造が極めて実銃に近いために銃刀法に触れるものとして回収され、今でも所有しているだけで法に触れるという悲劇的な最後となったのは皆様御存知の通りである。おいらは実物を見たこともなく、実射性能もどんなものだったかは当時の雑誌記事でしか知らない。

■マルシンのオライオンのアルミカバーをかなり無理矢理にタナカのM29に装着してみたモノ。かなりハッタリのきいたモノに仕上がったと思うのだがどうか。ダメ?

■ガスタンクがシリンダーにあり、グリップ内は実銃やモデルガンと同じような構造になったおかげで、カスタムグリップの選択肢が増えたのが嬉しい。これはモスキートモールドのターゲットグリップ。 右利き専用になってしまうが、大柄な(そりゃリボルバー最大クラスの銃なんで)デフォルトのグリップより握り易くなる。
何げにこの写真を撮影した時点では一日しかかけていないので、細かい調整はしていないにょろ。

■何げにノーマル状態の写真を撮っておかなかったのが悔やまれる。ちゅーか俺頭悪すぎ。

■あいにくマズル付近が間に合わなかった。もちろんいずれ仕上げるつもりだが、グラインダなどを購入しようかなとか検討中。

■ワルサーのダットサイトを載せてみた。目新しさもあるとは思うが妙にハマる。

■視界の明るさや軽量さなど、開放型のダットサイトの利点は多そうだ。しかし、円筒型のほうが頑丈そうなイメージではある。

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