フジミ モーゼルM712

 フジミのM712は、マルゼン式(BV方式だっけ?)の発射機構を装備、リキッドチャージによってフル/セミ射撃が可能なハンドガンという当時垂涎モノの機能を備えた夢のハンドガンであった。しかし、実際にはその複雑な機構ゆえの故障の多さや、リキッドチャージでは頼り無いためどうしてもホース式で撃つようになってしまう不安定な射撃性能のものであった。マガジンには装弾数重視のロング、見栄えの良いショートの二種類がある。
 エアガンとしての戦闘力は今のレベルから見ると数段落ちるが、「とりあえず飛べばいい」という考えで今もなおこの銃を愛する者も私だけではない・・はずだ。それほどフル/セミを撃ち分ける事ができるという点については強烈なインパクトがある。現在発売中のマルシン版はパワーなども上がっているようだが、やはりフル/セミの魅力は色褪せない。とはいえどこかでセミ/フル可能なブローバックガスガンとしてリメイクしてほしいと思うのはやっぱ私だけではない・・はずだ。

■黒版。マガジンのカバー部分にはやっぱ何かマークなり何かいれたくなっちゃうよね。

■マガジンはロングタイプも存在する。撮影時には見つからなかったんですが。

■シルバー版。付属のショートマガジンは黒だった。それでもロング版はシルバーなのがうれしい。

■何げに当時購入した木製グリップを装着していたりする。最初は黒のほうに装着していたのですが、後で銀を購入後移植。

■ホルスターストック。モーゼルといえばやはりこれでしょう。後端に近い部分、下のほうにある丸いボタンでリアパットプレート部分が開く。(ちなみに装着時には天地逆です)

■反対側のヒンジはけっこう目立つ。ある意味この無骨な作りも魅力か?みづらいが、スリングなどを通す金具もこのヒンジに設置されている。

■このような形でモーゼルが入る。やはりメッキの有無の都合でどうしても中に入れるのは黒になっちゃうよね。保護しなきゃいけないのは理屈では銀のほうだろうが。

■グリップはこのような形ではみ出る。この状態で持ち運ぶ。何かうまいことやってショルダーに隠すようなベルトみたいなのもあったような気がするが気のせいか?

■フル装備っつーか何つーか。ストック内にもう一挺仕込み、スペアマガジンどころかスペア銃。馬鹿だね〜

■常識的には一応こんな感じ。正直な話反動のないガスガンにおいては、装着したところでほんのちょっと命中精度があがる(それにしたって狙うのは10数メートル程度だ)以外のメリットというのは考えづらく、むしろ邪魔になるだけだが、やはり雰囲気を楽しむために抑えておいて欲しいアイテムだ。マルシン版でもね。

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